タカミヤが累進配当を導入!利回りは?高配当?

銘柄分析

2024年11月9日時点での分析です。
記事閲覧時とは結論が異なる場合があります。

株式会社タカミヤが配当方針の変更により累進配当を導入しました。
利回りを確認して高配当株なのか、業績はどうなのかを確認していきます。

11月8日終値時点では利回り3.53%の高配当

11月8日の終値は453円、配当金が1株に付き16円(記念配当2年)なので配当利回りは3.53%です。
設立55周年の記念配当のより利回りが上昇していますが、
累進配当を導入しているので、来期も16円以上の配当となるはずです。

今後の業績に応じて増配の期待もありますが、
業績がどのような推移を辿っているのか確認していきます。

業績にところどころ不安点あり

業績の確認の前に株式会社タカミヤの事業内容を確認します。

仮設機材の開発、製造、販売及びレンタル、仮設工事の計画、設計、施工、管理、物流

仮設機材の販売・レンタルの大手で四季報によると、
農業方面への事業展開も行っているようで、
農業用AI・ロボット収穫機のベンチャーに出資しているようです。

売り上げは順調に増加

それでは業績を見ていきます。

売り上げは順調に増えているようですが、ROEが安定しておらず、ROAも低いです。
営業利益率が10%以下と利益が伸びにくい収益構造のようです。

自己資本比率が30%ほどで負債が多い

続いて財務状況を確認します。

自己資本比率が30%程度と低く、負債が年々増えているのも気になります。

営業キャッシュフローは赤字の年がある

次はキャッシュフローを確認します。

近2年は営業キャッシュフローが赤字になっており、本業での利益が出ていません。
設備投資が大きく増えているのも気になります。
現金等が近2年は増えていませんが増加傾向であることはいいと思います。

配当は安定しているが配当性向が高い年がある

最後の配当推移を確認します。

配当は安定して出していますが、配当性向が70%を超えている年があるなど、
少々無理して出している場合があるように思います。
累進配当の導入によりさらに無理した配当を出さないかどうかが気になります。

まとめ:高配当株と言えるが、おすすめはできない

配当利回りは現在3.53%と一般に高配当と呼べる利回りとなっています。
ただ業績を確認すると営業キャッシュフローがマイナスの年があったり、
自己資本比率が30%程度と低かったりとリスクが高いように思います。

累進配当の導入によって配当の維持、増配を基本方針となりましたが、
それだけで購入するのではなく業績をチェックして、
なるべくリスクの低い銘柄に投資をしていきたいです。

個人的にはタカミヤはリスクが高いと判断して購入はしません。

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