なぜ高配当株なのか

2024年に拡充されたNISA、通称新NISAにより投資を始める人が増えました。
そしてインデックス投資での長期積立によって15年以上積立を行うと
資産が増える確率が高いことが周知され、インデックス投資を行う人が急増しています。

また、個別株投資の売却益を狙ってうまくいけば、一年で2倍や3倍になる可能性もあります。
売却益で一気の資産形成の可能性や、王道とも言われるインデックス投資ではなくなぜ高配当株なのか
それは不労所得がほしいからです。

ある人は言いました「働かないでお金がほしいです」と

しかし現実に働かずにお金をもらえる人はすごく少ないです。
で、あるならば自分で作るしかない。
金のなる木を！
ということで高配当株をすることに決めました。

株価の売却益とインデックス投資による資産形成と比較してなぜ高配当株なのかを説明していきます。

値上がりによる売却益と高配当株の比較
インデックス投資と高配当株投資の比較
まとめ

値上がりによる売却益と高配当株の比較

値上がりによる売却益のみを求める場合は値上がりする銘柄を選定する必要があります。
一般に高成長、割安、国策などといった株が該当します。

数多くある銘柄からこれらに該当する銘柄を探す必要があるわけです。
そして購入した銘柄が実際に上昇するかというと……。

値上がり益のみ狙う場合のメリット
・安く買って高く売るのでシンプルでわかりやすい
・銘柄によっては短期で2倍、3倍、10倍になるものがある

デメリット
・値上がりしないと利益を得られない
・思ったように上がらず、含み損が発生するとストレスになる
・値上がりしない期間が長くなると資金が拘束され、資金効率が悪い

値上がり益を狙う場合は上記のようなメリット、デメリットがあります。
1年間で10倍になる銘柄、いわゆるテンバガーを購入することができれば
一気に資産形成ができるので夢がある投資方法です。

高配当株投資の場合は

高配当株投資のメリット
・購入後に値動きを気にする必要がない
・含み損になっても毎年配当が入るため、含み損によるストレスが小さい
・購入時よりも株価が大幅に上昇した場合は値上がり益も期待できる
・配当の振り込みによって不労所得を得ていることを実感しやすい
・増配によって購入時よりも配当金が増える可能性がある

デメリット
・減配、無配になる可能性がある
・一時的な高配当ですぐに減配、無配になる罠銘柄を購入する恐れがある
・安定した利益を求める為、短期での大きな利益は期待できない

高配当株投資の場合は上記のようなメリット、デメリットがあります。
短期での大きな利益を期待できない代わりにデメリットが少なく、
基本的に銘柄選定時点で罠銘柄を排除することで対処ができます。

こういった安定感から値上がり益重視よりも高配当株投資を選択しています。

インデックス投資と高配当株投資の比較

次はインデックス投資と比較していきます。

インデックス投資は広く分散された指数に投資することで
株式市場全体の成長を前提に市場平均の利益を享受する投資方法です。

人気なのはS&P500やオールカントリーと言われるものです。

インデックス投資のメリット
・1銘柄の購入で分散投資になるので、リスクが抑えられる
・購入後の値動きを気にする必要がない
・小額からの投資が可能で続けやすい
・200年以上の歴史でインデックス投資を15年以上続けると利益の出る確率が高い

デメリット
・超長期投資になるため、利益を実感できるまで時間がかかる
・投資時期によっては長期間の含み損が発生する可能性がある

基本的にデメリットはありませんが、利益が出ることが確実ではない点は要注意です。
あくまで今までの歴史上、15年以上の投資で利益が出る確率が高いということです。
よく使われているシミュレーションのグラフでは毎年上昇しているように見えますが、
実際には-10%の年も+15%の年もあったりと一定ではありません。

超長期投資を前提にした投資方法なので、取り崩すタイミングはお金が必要になった時です。
取り崩しを行うまでは実生活に影響はありません。

高配当株投資の場合は先述の通りですが、比較のために再掲します。

投資効率としては自動で再投資されるインデックス投資の方がいいですが、
配当金の場合は指定した口座に振り込まれるので再投資に回すのも使うのも自由です。
臨時収入として毎年入るのが魅力ですね。